もうすぐバレンタイン♥ですね。
店頭では、バレンタインなどのイベントに限らず、お子様のお誕生日のパーティデコレーションについてのご相談や、「とりあえず彼女の誕生日だから」と照れくさそうに男性からも「自分で飾り付けをしたい。できるだけ安くしたい。けど、変になりそうだから、どうしたら良いだろうか?」と相談されることも多いです。
お家でパーティを! なにか記念日だ!となると、お料理とケーキを用意して、お部屋をきれいにして、・・・・後はお花か?はたまたバルーンとか飾っちゃう?!・・・なんて思うのは当然ですよね。
そんな気持ちを大切にしてあげたいですが、じつは・・・・
バルーンをお部屋に「可愛く」飾るのは、皆さんが思っているよりも実際は意外とず〜っと難しい(汗)のです。
なぜなら、バルーン(以降、今回はゴム風船のことを指します)は、思いっきり、球体。まん丸い形をしています。
そんな丸いものを、平べったい壁に、どうやってくっつける・・・・の・・・でしょう?(^^;;;;;;;;;;
「それを知りたいから、聞いてるのに!」
そう思うと思います。
でも、プロでも、そこはむずかしいんです。
「セロテープでくるんと輪っかを作って、それで、壁に貼れば良いですよ」
そう言っていた時期もありました。
でも、やっぱり、すぐ剥がれてきちゃう(コレ重要!セロテープのメーカーや、しばらく使ってなかったものだったりすると、壁紙の状態によっては最悪30分とかで剥がれてきます。。。涙。)のでこの案はできれば却下。
そしたら? どうしたら??? 壁に穴を開ける訳にはいかないし、
「ヘリウムガスを入れて浮かせる」はプロならお手の物。
でも、ガス代だってかかるし、ゴム風船にヘリウムガスを入れても、基本的には12時間でしぼんでしまいます(加工をしない限り)。
加工をしてもしなくても結構料金もかかるし、『安く可愛くキュートにゴム風船で!』って本当に意外と難しいんです。
結果、とりあえずいっぱい膨らませて、床に転がしてみたところで、かわいいにはちょっと遠く、しかも髪の毛やホコリがものすごくついて、なんだか・・・(^^;;;; となってしまうんです。(涙)
・・・・・と、前置きが長くなりましたが、
今回はそんなお悩みを一気に解決すべく! 完全マニュアル化を目指してブログにてご紹介♥します。 店頭のお客様にもご案内する記事なので、できるだけこまかくご紹介します。 ぜひ、皆さんトライしてみてくださいね。
《ゴム風船でお部屋を飾る★ 簡単めっちゃキュートなデコレーション(1)》
先に結論をお伝えします。今回は「空気(か息)で膨らませて、天井から吊り下げる」が一番、可愛く、きれいに、安くできます!!
作業時間はだいたい20〜30分。可愛くするためには、ちょこっと時間がかかり、大変ですが、がんばってください!
10畳くらいのお部屋なら、バルーン10個で一気に可愛くしてみせます♥
■STEP 1 ゴム風船を用意して、ふくらませる。
はい、今回はゴム風船を使います。
店頭で1個80円
または
お好きな色の組み合わせ、10個でちょっとお安く500円♪
にて販売しています。
10インチサイズのごくごく普通の、でも発色がちょっとかわいい、ゴム風船です。
発色にもよりますが、大人可愛くしたいときは、パールカラーを。
お子さんのホームパーティでしっかりポップにしたいときは、マットなカラーを選ぶとかわいい(楽しい)と思います。
ハンドポンプを用意頂けるのであれば、その方が楽です。
ポンプが無い場合は、口でがんばってください。何個も一気にやると、お腹が痛くなったり若干酸素が足りなくなりますので、何個も続けてやらず、少し深呼吸を挟んでくださいね。 そして、体力に自身がない女子のかたはぜひともポンプをオススメします。
ポンプの先にゴム風船をかぶせるように入れます。この時ふわっと先っちょだけかぶせるのではなく、しっかり奥まで入れ込んで下さい。
ゴム風船が外れないように、利き手と反対の手で、ゴム風船の根本を巻きつけるようにします。このときポンプはなるべく押し込んでおくことと、人差し指の第一関節〜第二関節を曲げて、人差し指1本(の横の面)で、ゴム風船を取り囲むようにするのが最大のコツです。
その後、その人差し指の『上』に置くイメージで、親指をセットします。
こうすることで、人差指と親指でゴム風船を閉じ込めてしまい、横から漏れるような隙間がなくなります。
親指に力を少しだけ入れている間は、どんなにポンプを押して空気を入れようとしても、空気は入っていきません。
親指がダムのような役割をしています。
それでは、ゆっくり膨らませてみましょう。
押して、引いて、、、を繰り返します。3〜4回やって慣れてきたら、後半はスピード勝負(漏れてくるから)です。押して!引いて!押して!引いて! ・・・頑張って!(^^
可愛いサイズになったら、OKです。
膨らんだ〜と思っても、8割位の方はこわがって、実際に必要なサイズの7割位で止めてしまう傾向があります。
しっかり、可愛らしい形になるまでがんばってください。
ちなみに、下記はやり過ぎ(膨らませすぎ)の可愛くない状態です。 コレはもう割れる一歩手前。コレこそ危険(割れるぅ!)です。
ふーむ。左はよく、あちこちのイベントでお子さんに配っている販促で見かけますが、私達としてはコレ、冷や汗ものです。
やばい、やばい!くらい、ネックが膨らんでいます。 あぁ、もうコレ限界ギリギリです。怖い〜!
なので、縛る前に右のサイズになるまで、調整してください。 (ほっ)
■STEP 2 ゴム風船を縛るまえに、かたちを整える。
更に、適正サイズになってからも、もう一手間。
プロにとってはとっても大切な魔法をかける瞬間。
平べったいところ(床だとザラザラしていたり砂などでバルーンが割れるのできれいなところでやって下さい)、テーブルなどでバルーンをひっくり返して、まっすぐ下に体重をかけて少し、押して下さい。 ぎゅ、ぎゅ。
ギュギュ!をしたら、はい、しばります。ようやくしばれます(^^
■STEP 3 膨らませたゴム風船のくちをしばる。
縛る工程は普通に縛れば良いのですが、わからなかったら今度解説しますね。
但し、縛るときに、ぜひ気をつけていただきたいポイントがあります。
『ゴム風船、せっかく膨らませたのに穴あいてた』
よく聞く言葉です。
たしかに、欧米や中国・アジア製のものがほとんどなので、本当に穴が開いているものも100個に1個位の割合で出会います。プロ用のレベルでもその程度です。なので100均やちょっと安いメーカーのものはよくそういう話を聞きます。
でも、それ、きっと、、、、、
穴が空いていた んではなくて 穴が空きやすいけど、まだ穴は空いてなかった んだとおもいます。
んー。。。。。ちょっと難しいですが、下記解説です。
はい。画像のとおりです。
私達プロでも、縛る作業のあと、穴があきます。
あいちゃうんです。
摩擦で。
どうしても。(涙)9割あきます。
だから、その擦れる(摩擦が生じてしまう)ところを、『縛った玉より内側(バルーン側)ではなく、縛った玉より外側(空気がない側←写真のガサガサしているところがまさにその場所 』になるように、調整しながら、縛ります。
ココポイントです。でもちょっと難しいので、何個か練習して下さい。
(縛るとき、一番最後に引っ張る作業のときに気をつければそれで良いのです。)
そうすることで、縛る作業で摩擦は生じますが、バルーンの膨らみには影響ないところにそれを集めることができます。
私たちはこうして、バルーンを作ります。
横にそれてしまいました。話を戻します。
そんなこんなで膨らませたバルーン。 さぁ、天井から吊るします!
(続きはこちら!) →(2)へ続く
今回つかったアイテムのご紹介